沖縄修学旅行の感想

沖縄で学んだこと

2年 古山莉子
私は、この修学旅行で初めて沖縄を訪ねました。
沖縄は、かつて日本国ではなく琉球王国であったため、その影響により生まれた沖縄独特の雰囲気や文化を味わってみたいとずっと思っていました。
飛行機から沖縄本島が見えた時、島周辺の美しい海にとても感動しました。3日目の班別行動では、スノーケル体験やビーチの散策で実際に海に入り、間近で見る機会がありました。普段ガイドブックやテレビなどで沖縄の美しい海をよく目にしますが、自分の目で近くから見る海は、写真や映像で見る海を超える美しさでした。海面が太陽の光を受けてキラキラ星が輝いているようでした。  
スノーケル体験やカヤック体験では自然を存分に楽しむことができました。スノーケルでは、海の底まで見える程、透明度が高い海で色鮮やかな魚たちを見ることができました。 海の底は砂ではなく、すべてサンゴ礁でした。カヤック体験は雨となりましたが、自然の大切さや生態系のしくみなどを学ぶことができました。
そして沖縄で一番学んだことは、戦争の悲劇と平和のありがたさです。ひめゆり平和祈念資料館や沖縄県平和祈念資料館には思わず目を背けたくなるような写真や胸が痛くなる話がありました。しかしそれは、私たち人間が犯した事実です。沖縄県平和祈念資料館の平和の碑には、多くの幼い子どもの名前やまだ名前がつけられずになくなってしまった赤ちゃんも碑に彫られているという話を聞きました。幼い何の罪もない子どもたちの命をも奪ってしまう戦争の恐ろしさを学びました。
そして、「戦争」つまり人を殺すことを善しとする思想が人間の中で生まれたことへの恐怖感も覚えました。
沖縄は、きれいな海のあるリゾートアイランドですが、そのような美しい島で今から70年前に戦争の悲劇があったことを忘れてはいけないと思いました。
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